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果てしなく遠い現場【宇宙編④】

若手職人

「 親方!今日は何曜日でしたっけ? 」

93歳のベテランの親方

「 ぇっ~と・・・犬の散歩の日だから・・・水曜日だぜ」

若手職人

「 じじぃ・・、ぃ、いや・・・おやかた!犬の散歩は毎日した方がいいですよ。」

93歳のベテランの親方

「それじゃぁ毎日が水曜日になっちまうじゃねぇか。明日は木曜日だから犬の散歩はしねぇょ。」

若手職人

「 くそじじぃ・・ぃ、いや・・親方!水曜日も木曜日も関係なく犬の散歩は毎日行きましょうょ。犬の体がなまっちまうょ。」

93歳のベテラン親方

「 おまえは・・ぃ、いや、俺は、犬の散歩は水曜日と決めているんだ。だから水曜日の今日は行くが、明日の木曜日は絶対に行くもんか。」

若手職人

「 昔気質の職人だ・・・。職人気質!」

93歳のベテラン職人

「 そんなことよりおまえの作業服かっこいいじゃねぇか 」

若手職人

「 っあ、これっすか?これ宇宙服ですょ」

93歳のベテラン職人

「な、なに?宇宙服?」

若手職人

「はい。」

93歳のベテラン職人

「緑溢れた地球の現場に宇宙服で作業するなんて・・・おまえが人類史上初めてだ!」

若手職人

「 なんだと~!この空気溢れた地球で宇宙服で作業するのは、一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大なる飛躍である! 」